冷えから起こる更年期障害
東洋医学における更年期障害といっても様々な症状があり、限定的に話すことは中々難しいですが、金匱要略(慢性疾患を記載されている、漢方の原点)では、身体の弱りから(過労、不摂生、病気など)が原因で冷えが積み重なったことによって、気の回りが悪くなり色んなパターンの生理不順が起こります。冷え込みが長い間続いてくると、血の回りまで悪くなってきて、子宮内部にしこりなどができることによって、精神的に塞ぎこんだり、ひどく悲しんだりやたらと怒りっぽくなったりします。
ここでは、更年期障害としての記載をしましたが、決して更年期の時期にだけ起こるわけではなく、若い世代でも、冷えが長い間続いてくれば、同様の症状を起こす可能性があります。
当院の治療方針としては、基本的に食事療法と漢方を基本に治療法を考えております。さらにより良い治療ご希望される方には、鍼灸も同時に受けていただくと、治療効果がさらに上がります。