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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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乳腺炎の症例

こんにちは〜ぐっさんです。

今日は、乳腺炎の症例を書きたいと思います。

患者の年齢は20代女性で、生後5カ月の赤ちゃんがいらっしゃいます。

前日の夕方から胸が痛くなり、しこりができて寝れなかったとの事でした。

その他の症状として往来寒熱の症状があり、食欲は普通にあり、便秘状態だという事でした。

通常、金匱要略 (きんきようりゃく)の婦人産後病では、まず小柴胡湯(しょうさいことう)を服用させて様子をみて変化がない場合に、枳実芍薬散(きじつしゃくやくさん)を使う流れが一般的です。

枳実芍薬散はエキス剤には存在しないため、使用する事ができませんので、その代用として大柴胡湯(だいさいことう)を施術前に一包服用させてから、鍼灸を行いました。

使用したツボは大陵(たいりょう)太白(たいはく)行間(こうかん)に鍼を行い、しこりのある部分に置鍼を行い、後は背部置鍼を行いました。

施術が終わる頃には、しこりはあるものの、触ると痛い状態はなくなりました。

患者さんには、3日分の大柴胡湯をお渡しして帰ってもらいました。

夕方に患者さんから電話があり、授乳してたらしこりがとれたと連絡があり、一安心しました。

非常に勉強になる症例でした。