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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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婦人科が原因の精神疾患の症例

こんにちは😃ぐっさんです。

今日は婦人科の原因精神的な症状がでている方の症例を書きたいと思います。

患者の年齢は20代女性の痩せ型です。

主訴は不安になると耳の閉塞感が強くなるという症状

当院に来られる2週間前ぐらいから急に症状が出てきたとの事です。(生理が終わってすぐぐらい)

生理は順調で生理痛も全くないそうです。

10代の頃から西洋系のお薬を服用していたが、1年前ぐらいから服用をやめたとの事です。

不安になると耳の閉塞感以外に肩凝りと頭皮から少し汗がでるそうで、普段は全く汗をかかないそうです。

仕事はデスクワークの仕事と自分が経営している仕事を掛け持ちでやっているそうです。

漢方の考え方で先表後裏の原則をもとに、処方を考えた結果、柴胡桂枝乾姜湯を1週間服用してもらうように指導しました。

1週間後に来院されてから、身体の状態を伺ったところ、漢方を服用するとその時は精神的に楽になるが、根本から改善していないと感じるとおっしゃっていて、あまりにも我慢できない事から、前回施術してから3日後医大に通って西洋薬を再度再開したとの事です。

西洋薬を服用して、どうなったかを伺ったところ気分的には少しましになっているが、耳の閉塞感は全く変わっていないそうです。

これらの情報をもとに患者の状態を考えた結果、根本(裏)からよくしないと症状が改善しないと考えました。

このことから血虚も瘀血もあると容易に推測できますので、金匱要略の婦人雑病の温経湯の前の條分を参考にして、温経湯を1週間お渡しして、鍼は三陰交と太谿と太衝、背部に置鍼を行なって様子をみることにしました。

3日後、患者さんから連絡があり、漢方を服用して2日後の夕方から耳の閉塞感が改善されてきているとの事です。

身体の、ベースがもとは血虚からの原因で症状がでていると説明して、漢方や鍼灸でする場合、約4カ月ほどかかると説明させていただきました。

考え方の参考になったら幸いです。