不妊治療の症例
今日は不妊治療の症例を書きます。
患者の年齢は、30代女性で、2人目の子供を作りたいと当院に来院されました。
西洋医学の検査では受精障害の抗核抗体陽性と判断されていて、1人目の時は、人工授精のみで出産されおり、この時は、抗核抗体陽性の治療もされています。
来院されたのが、出産後、1年半ぐらいから通われており、現在で通われてちょうど1年になります。
本人の体調としては、もともと肩凝り腰痛を訴えており、産後から耳鳴りを訴えられていました。
治療初期は産後から体調が悪いことから、最初の1週間は血を補うものを服用させましたが、耳鳴り少しましになるぐらいとの事でしたので、すぐに、金匱要略(きんきようりゃく)の婦人雑病から血虚と瘀血に両方アプローチするものにに変更すると、直ぐに耳鳴りも小さくなっていきました。
治療方針として、基本的に産後による問題で症狀がでていることから、メインの漢方は婦人雑病をオススメして、生理が来れば、半表半裏に変更し、イレギュラーの症狀がでれは、タイムリーに処方を変更するという形をとりました。
そうこうして、2〜3日前に、患者さんから、妊娠しましたと連絡をいただきました。
ひとえに、妊娠できる体力がついた事が今の結果に繋がるとわかるいい症例でした。