当院の治療方針
当院の基本的な治療方針としては、漢方薬の原点(傷寒雑病論)をもとに、鍼灸、漢方を行なっています。
東洋医学は多種多様の流派が存在しますが、元々の原点の考え方からの分派に過ぎません。
東洋医学において、望診、聞診、問診、切診を重要にしており、特にその中でも、問診を重要にしています。
西洋医学では、血液検査における結果をもとに治療法を考えますが、東洋医学は、病が起こった原因を過去にさかのぼって患者様から問診をして、病の原因を探していきますので、一人一人にあった根本治療が可能になります。
一般的な考え方ですと、効果が出るのに4ヶ月ほどかかると思われる方が非常に多く、患者の体の状態(急性症、慢性症)によっても違いますが、服用して30分で効果が出る方もいれば、3日ほど服用して身体が軽くなると仰る方もいらっしゃいます。
他院との違い
多くの鍼灸整骨院との大きな違いは、薬店を併設しているところではないでしょうか。
奈良県だけで、鍼灸整骨で薬店を併設しているのは、当院を入れて2店舗しかありません。
関西で漢方の勉強会(中医学が主流)で原点(傷寒雑病論)だけの勉強をするところはありません。
中医学の漢方と原点の大きな違いは、漢方の生薬の配合量ではないでしょうか。
一般の方は、多くの種類の生薬が入っていれば、効果が高いと思われるかもしれませんが、必ずしもそういうわけではありません。生薬の種類が増えれば増えるほど、効果がマイルドになって、効いているのか効いてないのか分からないという欠点があります。
それと比較して、原点はどういうものかというと、薬を服用して合っていれば、すぐに症状が変化して分かりますが、もし合っていなければ、変化がでません。
そのため、薬を変えるタイミングが早いので、患者さんにとっては費用的な負担が少なくなる分、術者の生薬の働きを習得レベルが中医学よりも難易度が高いと言えます。
一般的な鍼灸師は漢方の勉強をほぼしていないので、漢方のことは、ほぼ解りません。
もし、治療院選びで、悩まれている場合の一つの選択手段として、1番解りやすい判断方法は、東洋医学の専門用語をほぼ使わないで、解りやすく説明してくれる治療院を選ぶ方が間違いないと思います。