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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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疲労によるぎっくり腰の症例

こんにちは、奈良県橿原市で鍼灸と漢方をライフワークとしている、ぐっさんです。

患者の年齢は、30代女性で、普段から肉体労働の仕事をされていて、3日前の夜勤明けから、腰部の痛みと痺れが発症したと来院されました。

現在お子さんが2人おり、生理不順、手足の冷え、疲労感と動悸などの症状があるとのことです。

その他の症状として、白衣性高血圧があるとのことです。

以前通われていた、鍼灸院は、ぎっくり腰で半年も通わされており、症状が少ししか変化しないために挫折してしまって、当院に半年覚悟で来院されたそうです。

婦人科の問題は、少し時間がかかりますが、今のぎっくり腰の症状はそんなに時間がかからないとお伝えしました。

体質的には、婦人科によるものを考慮する必要があるが、今回出たきっかけが、疲労ということで、血痺虚労病を参考に、施術を行う前に漢方をオススメしたところ、5分ほどで、痛みと痺れが減ったとこのことでした。

その後、鍼灸施術を行うとほとんど痛みがないとのことでした。

5日分の漢方をお渡しして、様子を見ることにしました。

次の日に患者さんから連絡があり、腰の痛みは良くなっているんですが、肩凝りと頭痛が昼から症状が出てきたとのことでした。

漢方は、何回服用しましたか?と伺ったところ、2回で、肩こりと頭痛が出てからは、まだ服用していないということでしたので、傷寒論の74条文を参考に、そのまま服用するよう指導したところ、それ以降、肩凝りや頭痛は出ていなかったと来院時に患者さんから教えてくださいました。

少し腰の違和感があるということで、おそらくこれは、以前からあった症状では、ないですか❔と伺ったところ、そうですと返答があったので、多分、婦人科が原因で症状が出ている可能性があることを示唆して、現在は、婦人科の漢方を服用してもらっています。

東洋医学の考え方の参考になったら幸いです。