頭痛と歯の痛みの症例
こんにちは😃新ノ口駅から徒歩5分で鍼灸接骨院と漢方薬店を営んでいるぐっさんです。
今日は頭痛と肩凝りの症例を書きたいと思います。
患者の年齢は40代男性で、3年前から交通事故で車にぶつけられてから頭痛と肩凝りが酷く、寝ることもままらないとの事です。
リラクゼーションにマッサージをしてもらうと頭痛がましだが、また直ぐに症状が悪化するため、その度にマッサージ店に通うとの事。
天候によって症状が悪化し、酷くなるにつれて左奥歯にも痛みがでるそうです。
小便大便の状態は、小便は普通だが普段から便秘で1ヶ月ぐらい前から目のまわりが黒ずんでいるとの事です。
仕事は、自営で車の整備をされています。
問診する限りでは、あきらかに虚労ですが、天候によって症状がでるので、湿気が影響している可能性もある事を患者さんに説明をして、今回は労で施術をする事にしました。
使った配穴 大陵、太白、衝陽 に本治法を行い、背部に兪穴に置鍼をしてから、接触鍼と地熱灸を行いました。
漢方は、あきらかに虚労による問題ですので、金匱要略の血痺虚労病を参考に漢方オススメしたところ
1週間後来院されて、症状を伺ったところ、あれから、頭痛が出ることもないし、夜にマッサージに行かなくても寝れるようになったとの事です。
歯の痛みについて伺ったところ、その症状も全く出ていないそうです。
今回も前回と同様の施術を行い、漢方を服用して体調がよいとの事ですので、暫く服用するよう指導しました。
今回参考にしたのは金匱要略の血痺虚労病と痓濕暍病なります。
考え方の参考になったら幸いです。