漢方古典の学び方
こんにちは😃ぐっさんです。
今日は古典治療の勉強の仕方について書きたいと思います。
多くの方が傷寒雑病論などの古典を読まれる場合、解釈本でされている方が多いと思われますが、基本的に解釈本は臨床では役にたちません。
その理由として、古典を読む場合に大事なことは、一つの解釈だけで全てが語れるわけではないからです。※参考にするには、いいと思いますが、基本的にオススメしません。
基本的に傷寒雑病論の病の進み方は、臨床で照らし合わせてみると、その通りに病が進みます。
基本的な傷寒の流れは、太陽→陽明→少陽→太陰→少陰→厥陰までいってから、また太陽病に戻ります。
一部例外として、太陽病→少陰にいくケースや病の勢いによっては病がそこにとどまる場合があるので、それは傷寒論をしっかりと読んで臨床と照らし合わせてみれば、そういう事だったのかと理解する事ができると思います。
古典は基本的な事は記載してありますが、全て書いてあるわけではないので、何故このような順番で記載しているかを考えると著者の意図がわかってきます。
鍼灸の勉強会では、傷寒論を読むようにススメられますが、傷寒論そのものがすぐに変わってしまうところと、初学者が勉強するには、非常にハードルが高いという難点を持っています。
私個人としてのオススメは金匱要略の婦人妊娠病、婦人産後病、婦人雑病から勉強をオススメします。
初学者で非常にわかりやすい場所でもあることと、傷寒論ともリンクしているので、勉強しておくと、後から傷寒論が読みやすくなる利点もあります。
古典の考え方は、ポイントを押さえていけばなるほどとと思うことばっかりですので、古典を読み説くためのヒントになれば幸いです。