風邪の症例
こんにちは😃ぐっさんです。
今日は風邪の症例を書きたいと思います。
患者の年齢は、20代女性で普段は血を補うものを服用されています。
朝から、「風邪ぽくって、喉が痛いんですけど、何の漢方を飲んだらいいですか?」っと連絡をいただきました。
「脈は浮いてる?沈んでる?」っと伺ったところ、沈んでいるとの事です。
喉は基本的に表と裏の境目なので、表の症状がない事から、病が少陰病にあるのではないかと考えました。
そこで、少陰病における出発の薬なので、これを服用しても、喉の痛みが改善しない場合は、少陰病で喉に関係するもの使って様子をみるのが、古方における鉄則になります。
夕方、症状がどうなったかを確認したところ、少陰病の出発の薬でだるさはとれたが、喉の痛みはとれてないという事で、次の段階のものをうがいしながら服用するよう指導したところ、20分ほどで痛みが少なくなったとの事でした。
翌日、風邪の症状も治っていましたので、もとの漢方に変更しました。
少陰病の出発の薬はどういう状態になっているかというと、外の陽気が身体の内に入れなかった時の熱であり、中にある熱が外に、出て行こうとする時の熱でもあります。
仮に、裏証なのに、表証もある場合は、水気病が参考になります。