産後から身体のトラブルが多い人の特徴!!
こんにちは、ぐっさんです今日は、実例を参考に少し書いていきたいと思います。
当院では、産後のトラブルで相談されることが多い。
基本的に病名で治療することはないですが、今まで相談を受けた産後からの実例を参考に少し書いていきたいと思います。
⚪︎慢性腎炎 ⚪︎ベーチェット病 ⚪︎肝機能障害 ⚪︎白血病 ⚪︎外陰カンジダ症 ⚪︎腱鞘炎 ⚪︎痔瘻 ⚪︎膠原病 ⚪︎うつ病 etc
このような病名で相談を受けることが非常に多い。この様な症状を訴える方の特徴として、漢方の古典では、この様に記してあります。
「金匱要略」五臓風寒積聚病篇にこの様に記されている。「邪哭魂魄不安者血気少也血気少者屬於心心氣虚人則畏合目欲眠夢遠行而精神離散魂魄妄行陰氣衰者𤔡癫陽気衰者𤔡狂」
簡単な読み方として「邪哭魂魄(じゃこくしてこんぱく)をして安からざるする者血気少なきなり。血気少者は、心に属す。心気虚するものその人即ち畏る。目を合わせて眠らんと欲すれば、夢に遠くにゆきて精神離散魂魄妄行す。陰気衰ふ者は癫(てん)をなし陽気衰ふ者は狂を為す。」
簡単な訳として、やたらと泣き叫ばせて気持ちを不安に陥れさせる方は、血気が少ないことによる問題ですよ。その血気の少ないというのは、心に属しているのである。血気とは血を巡らす気、血気の少なきはその血を巡らす気が少ないという事。心はよく血を巡らす。血気と心とのつながりが有る故に、血気少者は心に属すという。心気虚するものはとにかく恐れがちになるという事。心は物を任ずる力を具う。心実すればものを恐れないが、今心は虚す、則ち恐れる。「目を合わせて眠らんと欲すれば、夢に遠くにゆきて精神離散魂魄妄行す」とは、目を開けているのも嫌で目を瞑って眠ろうとすると、うとうとしているうちに、どこか知らない遠くの方へ行った夢を見てボーっとしてしまい、無闇に腹が立ってきたり悲しくなってきたりするという事。「精神離散」は精と神がちりぢりバラバラになる事。「魂魄」の魂は、当然怒る時に怒り、魄は当然悲しむべき時に悲しむものと言われる。それがみだりに行われるという事であるから、やたらに怒ったり悲しんだりするという事。「陰気衰える者」は癫(頭の病)の病を発し、陽気衰えているものは狂の病を起こす。これによって女性の血の道における精神不安や、狂気じみた行動、やたらに嘆いたり悲しんだり怒ったりする理由がわかると思います。
また産後や生理に問題がある方の特徴として、血気が少ないことが原因で、身体の内にある陽気を外に巡らせることができないため、風邪を引いても熱がでないため中々よくならないでずっと喉の痛みや違和感などを訴える方が多いのも特徴的です。
東洋医学は、西洋医学の考え方とは異なり、患者さんの状態を陰陽、虚実、寒熱で状態を把握して、身体の状態に応じて治療方法を変更していきますので、この漢方だけを飲んでいれば良くなりますという考えではないので注意して下さいね。
産後からトラブルによって体調不良の方の考え方の参考になったら幸いです。