春に多い皮膚トラブル
こんにちは、ぐっさんです。
今日はアトピー性皮膚炎について、少し書きます。
漢方薬店や鍼灸接骨院を営んでいると、皮膚トラブルでご相談されるケースは非常に多い。
幼児期に発症するケースや遺伝的、体質的要因が大きく関わっており、春に限った症状ではないが、さまざまな要因により春に悪化すことが多い。
アトピー性皮膚炎の原因を漢方的視点で考えると、「血」の病気になる。血は肌を潤す。血が少な無くなってくると、肌が乾燥してきて、その状態をほっておくと、肌そのものに熱を持って炎症を起こし始める。
春は特に、肝という臓が非常によく働いて、血を消耗しやすくなるので、血が非常に枯渇しやすい。
患者さんの状態によっても違うが、根本的な治療を早く行った方がいい。幼少期のアトピーは、肺や胃腸がまだ未発達なために、症状が出ていることが多いからだ。血は婦人科疾患と非常に関連性が深く、女性の方が悪化しやすい傾向があり、初潮が始まった時に症状が出たり、出産後に悪化するなどさまざまであり、血の症状を放置しておくとだんだんと治りにくくなってくる。
悪化を防ぐ1番の手立ては、「かかないこと」。といっても一筋縄では行かないので、そういった場合は、保湿剤で対応するか、あまりひどい場合はステロイド使ったほうが良い場合もある。
胃腸を負担をかけない食事や適度な運動に加えて、胃腸を補う(血を補うような)漢方や鍼灸をすることによって、改善しやすくなる。