漢方について
こんにちは、ぐっさんです。
今日は漢方について書いていきたいと思います。
結構インスタグラムやティックトックなどの動画ないでは、間違った漢方の情報を発信している方がいらっしゃるので、患者さんの説明に困る時があります。
そもそも漢方の考え方は、西洋医学のような血液検査をもとに考えている学問ではありません。あくまでも、漢方古典を原則をもとに患者様の身体の状態に応じて漢方をおすすめします。
例としてあげるならば、西洋医学では、インフルエンザといえば、西洋医学では、麻黄湯一択の傾向が強いですが、漢方の原点の考えでは、患者様の体質を考慮したうえで、麻黄湯のような発汗力の強いものよりは、もっと発汗力の弱いものすすめたり、逆に発汗しすぎないものをオススメする必要があります。
なぜ、発汗の仕方を気おつけないかというと、発汗の仕方を失敗してしまうと、陽気(身体の元気)が少なくなって、だるいぐらいですめばいいが、やりすぎると、最悪動けなくなってしまいます。
なので、体質や身体の今の状態を考慮して漢方をオススメする必要があります。
間違ってもマオウという成分が交感神経優位になるから、女性には向いてないわけではありません。
マオウという生薬は、汗を発して熱をとるものです。漢方の基本的な考えでは血とは汗と同義という言葉があります。そもそも発汗しすぎてしまうと血も消耗してしまうので、体力がない人にとっては非常に気をつけないといけないものです。
漢方の古典の考え方の参考になったら幸いです。