風邪の症例
こんにちは😃ぐっさんです。
今日は風邪の症例を書きたいと思います。
新規できた患者さんが家で風邪で寝込んでいる夫の症状が何とかならないかと相談を受けました。
通常、一度も問診していない方の風邪の治療けっこう難しいので、お断りするのですが、どうしても何とかならないかと頼まれましたので、やってみる事にしました。
最初に頂いた風邪の症状の状態
鼻詰まり、頚部の痛み、体温37.5℃
年齢は30代男性で、普段はサッカーの指導のお仕事をされているそうです。
これだけでは情報が不十分なので、前日の様子を伺ったところ、水鼻で熱があったため、衣服を着込んで寝たところ、汗がでたとの事でした。
この情報から旦那さん普段からたくさん冷たいもの飲まないですか?花粉症の症状とかないですか?と伺ったところ、けっこう普段から冷たいものを飲みますし、花粉症もあるとの事でした。
おそらく、前日の症状は太陽病中の(心下有水気)があったのではないかと考えられます。
簡単に状態を記載すると表寒内水です。
ようは、心下に水があることによって、うまく気が発散てぎなくてこのような状態になったと考えられます。
今回は衣服を着込んで発汗しての症状ですから、表に少し熱が残っている状態だと考えました。
今回は傷寒論の辨発汗吐下後脈證治第二十二を参考にしました。
うまくいけば、今日の夕方か明日の朝まではよくなりますよとお伝えしました。何分風邪の治療は難しいですから、次の日に連絡もらえるようにお願いしました。
奥さんから今日の朝、スッキリよくなっていたと旦那が言っていましたと、連絡をいただきました。
今回は非常に勉強になる症例でした。考え方の参考になったら幸いです。