十月十日のエトセトラ
こんにちは😃ぐっさんです。
今日は妊娠にまつわる話しを書きたいと思います。
昔から妊娠期間が十月十日と言われていますが、何故、こうなっているかを説明できる人はいないので今回、脈経の『平妊娠胎動血分水分吐下腹痛証第二』を調べることにしました。
古典において、1ヶ月目は足の厥陰肝経を養われ→2ヶ月目足の少陽胆経→3ヶ月目手の厥陰心包経→4ヶ月目手の少陽三焦経→5ヶ月目足の太陰脾経→6ヶ月目足の陽明胃経→7ヶ月目手の太陰肺経→8ヶ月目手の陽明大腸経→9ヶ月目足の少陰腎経→10ヶ月目足の太陽膀胱経
の経過を経て出産に至ります。
わかる方はもうお気づきかもしれませんが、手の少陰心経と手の太陽小腸経が存在しません。
漢文を記載すると
手太陽少陰不養者下主月水上為乳汁活児
ようは、手の太陽小腸経が乳汁(母乳)を主り、手の少陰心経が経水(生理)に深く関わっているので、胎児を養うのに関係しないことから10ヶ月になっているのではないかと考えられます。
参考になった古典を添付しておきますので、興味がある方はみてみてくださいね。