更年期の症例
こんにちは😃ぐっさんです。
今日は背中の痛みと嘔吐が主訴の方の症例を書きたいと思います。
患者の年齢は50代女性で痩せ方
現在の生理の状態は来たり来なかったりするそうです。
目眩、耳鳴り、動悸があって熟睡できないために睡眠薬を服用されています。
疲労感が強く、夜になると疲れて、下半身がだるくなるとの事です。
背中の痛みと嘔吐の症状がきつくなったのは、今年の8月ぐらいからで、食事中は、嘔吐の症状はでないが、仕事をやっているとだんだと嘔する症状がでてくると事です。
現在漢方専門医に受診しており、そこでは抑肝散加陳皮半夏と小建中湯を服用しているそうです。
何か辻褄が合わないものがでているので、患者さんに身体の不調はいつからでてきたんですか?と問いかけたところ、子供を産んでから段々と体調が悪くなってきたとの事です。
普通に考えれば、金匱要略の婦人産後病を考えますが、相当な胃が弱っている事を考えると、婦人雑病の8、9條を参考に漢方をオススメしました。
鍼を行った場所は太谿、太衝、に鍼をして三陰交には灸頭鍼を行い、最後に背部置鍼を行なって帰ってもらいました。
1週間後に、患者さんが来院されて体調を伺ったところ、漢方を服用すると動悸するような感じがつよくなって熟睡できないとおっしゃっていたので、主訴はどうなっいるのかと伺ったところ背中の痛みと吐き気もなくなっているし、目眩や耳鳴りもなくなっているとの事でした。
たぶんこの寝れないや動悸の原因は、漢方がよく効きすぎてなっている事がわかりましたので、患者さんには半量でするようにオススメしました。
直ぐに全ての症状は改善しませんが、確実に変化している事がわかって非常に勉強になる症例でした。