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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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病院の誤治をリカバリー

こんにちは😃ぐっさんです。

今日は咳の症例を書きたいと思います。

患者の年齢は30代女性で、現在、1歳のお子さんがいらっしゃいます。

今年の6月中旬ぐらいに風邪をひいてから咳が止まらないと病院駆け込み麻黄湯を処方されたが、そこからさらに悪化してきたため、呼吸器内科に通院されたそうです。

大人になってからの喘息は治らないと医者に告げられ、ステロイドの点滴をずっと行ってきたが、悪化する一方だったそうです。

産後から体調が優れず、今年の4月から仕事復帰して長時間の通勤時にふらつくなどの症状がありました。

会社の同僚などに相談するも全く理解されなかったそうです。

現在の状態は、昼から咳の症状が悪化し、夜になるにつれて、咳き込む量が増えて夜中の0時過ぎになると咳が収まり、朝方からまた咳き込むようになるとの事です。

ここで重要な事は、産後から症状が悪化している事は血虚があると考えられます。

血虚の方に実證の麻黄湯服用させると更に症状は悪化しますので、病院で誤治させられてそのまま放置されたと考えることができます。

この方の場合、裏から先に改善しないと表も改善していかないと考えて、当帰建中湯を服用するように指導し、咳が酷くなる場合は桂枝加厚朴杏子湯を服用するように伝えました。

次の日に患者さんから連絡があり、当帰建中湯を一服したら、深く呼吸できるよになり夜中の咳こみが減ったとの事でした。

産後によって症状がでていますから、直ぐには全ては改善しませんが、いい結果がでていると考えられます。