不正出血の症例
こんにちは、ぐっさんです。
今日は、不正出血がきっかけで、腹痛が出た症状が実は、風邪で症状がきっかけで出ていたという非常に勉強になった症例。
患者の年齢は、40代女性で普段から〇〇湯を服用して体調が良い方です。
患者さんからのメールで、7月13日の夕方に脈が早くなり、頭痛、生理前の気持ち悪さがあり、喉の違和感、少し不正出血があり、7月14日の朝も不正出血あったと連絡がありました。
前回、生理がきたのが7月27日だったので、生理がきたとは、非常に考えにくいことから、排卵痛ではないかと考えて、腹満寒仙宿食病を参考に、柴胡〇〇湯を服用指導した。
次の日、不正出血がなくなり、お腹の痛みがなくなったものの、お腹かが気持ち悪いとのことでした。
7月15日の夕方、食欲がなく、吐き気があって、お腹の気持ちと悪さと痛みが出たり、治ったりしていることから、病が深くなっていると考えて、小〇〇湯を服用するように指導して、明日の朝に連絡をいただくようにお願いしました。
朝、患者さんから連絡がきて、症状が変化していないと連絡があった。
何か思い違いをしている可能性があると考えて、一度私の師匠に連絡したところ、喉の違和感が最初にあったということは、風邪(わかり易くいうと傷寒病だが、本来は時行寒疫)にあたって、表が閉じてるのではないかと助言をいただき、太陽病の〇〇湯の条文を読みなさいと言われて、なるほどと納得し、再度、患者さんに問診を行い、13 日の様子を伺ったところ、実は、その日1日エアコンの効いた寒い部屋にいたとのことでしたので、表が閉じていて、今の症状になっていると気づいた。
患者さんに、家に帰って〇〇湯を服用してからお風呂に入ってもらってから連絡くださいとお願いしたところ、22時ぐらいに連絡があり、お風呂に入って汗をかいてから、お腹の痛みがだいぶ楽になったとのことでしたので、傷寒論の発汗後病を参考に柴胡〇〇湯を服用指導して、朝に連絡をもらうようにお願いしました。
患者さんから朝に、連絡があり、たまにお腹が痛みがあるくらいまで症状がましだとのことでしたので、2〜3日この漢方を服用するよう指導しました。
今回は、改めて問診の重要性を再認識させられる、症例でした。