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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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首の痛みの症例

こんにちは、ぐっさんです。

今日は、首の痛みの症例を書きたいと思います。

患者の年齢は40代女性で、現在、子宮内膜症があり、某医大に通院されており、生理痛がきついことから、西洋薬で生理周期を調整しており、追加して漢方を出されているとの事です。

今回の症状が出たきっかけは、仕事の片付けをしていて、その後、ホットヨガに行ってから症状が悪化したとの事です。

ホットヨガをしたと言うことは、表は開いていると考えられる。

仕事は、座る事が多く、コロナになってからは特に忙しくなったとの事です。

根本は、婦人科による問題が原因があることは説明させてもらいましたが、今日しか治療できないとの事でしたので、対処療法になることを説明しました。

基本的に婦人科疾患が元にある場合は、最低でも4ヶ月は治療期間はかかります。

症状として、朝と夕方に症状が悪化して、特に朝起きた時に痛みが強く感じることから、半表半裏に症状があると考えられますので、1つ目の選択肢として、柴胡が入った処方、2つ目に湿による問題が考えられるが、ヨガをして汗をかいてから症状が悪化しているということは、筋肉に熱を持っている方が考えとしては近いので、施術をする前に、柴胡桂枝湯を服用してもらうことにした。

鍼灸院に来て漢方を飲むとは想像してなかったらしく、そこまですぐに効果がでないんじゃないのかと疑った感じで言われたので、騙されたと思って服用してくださいとお願いした。

服用後10分ほどで、痛み少なくなっていることから、目を丸くして、びっくりされました。

その後、鍼灸の施術を行い、2〜3日の柴胡桂枝湯と小建中湯を5日分を渡して帰ってもらいました。

1週間後患者さんから電話があり、おかげさまでほとんど痛みなくなって、仕事もしやすくなったとの事です。

今回参考にしたところは、傷寒論の発汗後病と血痺虚労病を参考にしました。

考え方の参考になったら幸いです。