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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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いつもブログを読んでくださってありがとうごうざいます😊

今日は、土用入りに関係していた、皮膚疾患の症例を書いていきたいと思います。

患者の年齢は30代前半の男性で、普段は桂枝人参湯を服用していると体調が良い方です。

1月13日に連絡が最近、前日から便秘になっていて、皮膚は体全体がかさついてうるおいがないのでなんとかしたいと相談を受けた。

ここ2日ほど、冷え込んできたから、桂枝人参湯をいつもより多く飲んでいたとのことでした。

この時点で、食欲が少し減っているということでしたので、一時的に桂枝人参湯を飲みすぎたことによって、補いすぎたのではないかと考えて、柴胡桂枝湯で少し体表面の熱をとろうと考えた。

エキス製剤を2回服用したら、便も出て痒みが減ったとのことでしたので一安心しました。

次の日にまた連絡があり、それから桂枝人参湯を飲んでいると、体が急に熱くなって、皮膚の内側からチクチク走るような痒みがあらわれる状態になっているとのことでした。

柴胡剤で熱をとったから、また同じような症状が出ているということは、土用の影響を受けているのではないかと考えて、苓桂朮甘湯を服用させたところ、飲んですぐに痒みが引いて、小便も大便の出かたも変わったとのことでした。

一般の方は、漢方がすぐに症状が変化しないと思っている方も多いのですが、基本的には体の状態に合っていれば、すぐに体に変化が出ますので、同じ漢方をずっと服用しても中々症状が変化しない方は、漢方薬局または漢方薬店に相談してみて下さいね。

東洋医学の考え方が参考になったら幸いです。