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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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西洋医学と東洋医学の治り方の違い

こんにちは、ぐっさんです。

今日は西洋医学と東洋医学における治り方の違いを漢方の古典を参考に少し書いていきたいと思います。

一般的な整形外科的領域の考えにおいて、四肢末端から中枢に症状が移っていくと症状が寛解していると言われているが、傷寒雑病論の「臓腑経絡先後病」の12条を条文を参考に少し解説してみたいと思います。

問曰脈脱入臟即入腑卽愈何謂也師曰非𤔡-病百病皆然譬如浸淫瘡從口起流向四肢者可治從四肢流來入口者不可治病在外者可治入裏者卽死

経脈の気が脱線して臓に入れば死し、腑に入れば即ち癒ゆると謂うはどういう事かと言う問に対して、先生が言われにはそれはある一つの病気だけではない全ての病気が皆そうなのであって、例えば浸淫瘡の様なものである、浸淫瘡が口より始まって手足に向かって流れ広がっていくものは治せるが逆に手足から流れて来て口に入る者は治す事ができない、それと同様に病が外に在る者は治せるが病が裏に入る者は即ち死すのであると言う事である。口を外内の門戸といい、そういった意味で口より出ていると病が外にあって、口に入ってくることを裏に入るということになります。

そういった考え方の違いもあって基本的には、東洋医学と西洋医学の考え方はちがいます。

考え方の参考になったら幸いです。