無料ご相談・お問い合わせ ZOOMでご相談も可能

奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

ブログ

誰にでもおこりうる土用における熱中症の症例

こんにちはぐっさんです。今日は熱中症の症例を書きたいと思います。

今回のクライアントは九州地方の方ですので、当然ながら電話での対応になります。

患者の年齢は40代女性で、普段から当院の漢方をリピートしていただいている方で、2日ほど前から肩こりど酷く、汗をかいたので柴胡桂枝湯を飲んでもいいですか?って連絡きました。

少し問診をしていると飲んだ水分よりもあまり小便量が少ないとのことです。

確かに発汗して肩凝りの症状が出ていれば、柴胡桂枝湯は使えないことはないが、土用のことを考慮すると少し違うのではないかと考えた。

水分はそれなりに飲んでいるのに小便の量が少ないところがポイントだと考えて、これは、汗によって胃の津液は乾いたが、実際のところは、脱水症状にはなっていないと考えて、五苓散を重湯で服用するように伝えた。

夕方に、患者さんに体の状態を確認したところ、だいぶ体が楽になったとのことでした。

患者さんからの追記で、めまいもあったのでっとの回答があったのでやはり、水分代謝が悪くて影響が出ていたと再確認しました。

参考になった条分を記載しておきますので、興味がある方は読んで見てくださいね。

太陽病中41条

太陽病発汗後大汗出胃中乾烦燥不得眠欲得飲水者少少與飲之令胃気和則愈若脈浮小便不利微熱消渴者興五苓散主之

中々古典を理解することは難しいですが、少しずつ読んでいけば確実に実力がついてきますので、諦めずに読んでいきましょう☺️