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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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こんにちは、ぐっさんです。

そもそも、虚実とは病において有余と不足のことを言っていて、人には元来血気があることによって、有余と不足が生じています。

漢方を勉強するうえで、非常に重要であり単純に虚実と記載しているが、臨床にする上で判断することが難しい時が往々にしてある。

古典でも、虚実が判断できない場合に非常に面白い使い方をしているのですごく参考になる。

傷寒陽脈澀陰脈弦法富腹中急痛者先興小建中湯不差者小柴胡湯主之(太陽病中編74条)

ここの解釈はお腹が急に痛む者は、まずは小建中湯(虚)を服用させてそれでも改善しない場合は小柴胡湯(実)をあたえなさいという内容。

実際に臨床において虚実が判断しずらいケースが非常に多いので、この考え方は初学者にとっても臨床盛んにされている方であっても非常に勉強になると思います。

漢方の考え方の参考になったら幸いです。