女性のための漢方入門
こんにちは、ぐっさんです。今日は、女性における漢方について少し書いて行きたいと思います。
基本的に、婦人科におけるトラブルによって体の不調を訴えて、症状が出ている人は、最低でも4ヶ月ほどの時間がかかってしまう。
何故4ヶ月ぐらい必要になってくるかと言うと、漢方でいうところの血(血の力)そのものを補うことは苦手で、漢方薬で陽気を巡らせた結果として血が増えてくる。
西洋医学の考え方でも、身体全体の血が入れ替わるの4ヶ月程かかると言われているので、そこの考え方は基本的に変わらない。
ただ、東洋医学における血の概念と西洋医学の血の概念は全く違う発想になるので、血液検査の貧血と東洋医学における血虚と考え方は全く違う。
東洋医学における血のトラブルとはどういうものがあるのかというと
・生理痛 ・生理時の体調不良 ・月経前症候群 ・生理時の吐き気 ・生理時の下腹部痛 ・生理時の下痢 ・生理時〜生理中にかけてのイライラ、気分の落ち込み ・産後からの体調不良 ・産後鬱 ・産後からアトピー性皮膚炎になった ・喘息が出てきた
などなど症状として訴えるが多い。
これに付随して、天候が悪くなって来ると、頭痛が出てきたり、体がだるくなったり、少し体を無理しすぎると、皮膚トラブルを起こす人などが非常に多い。
人は、体調が悪くなることは覚えているが、基本的に体がよくなっていることを忘れていることが多い。
治療を初めて1ヶ月目ぐらいは、少しましになっているがまだよくわからない。2ヶ月目になって、消炎鎮痛剤やアレルギーの薬を飲まなくなった。漢方を服用するまでは、ストレッチやヨガをしないと腰痛が良くならなかったが、漢方を飲みだしてから、それらをしなくても腰痛がましになっていると仰る方も多い。また、3ヶ月間生理が来なかったが、漢方を1ヶ月服用して生理が来るようになったと仰る方も多い。
婦人科における体調不良は生理時な急な症状変化にはある程度すぐに対応はできるが、この生理時の急なトラブルの元の原因は、血によって起こっているので、ある程度の時間は必要になってくる。
今から、漢方を始める方の参考になったら幸いです。