お天気の変化で本当に症状が出るの?
最近、土用の期間中にお天気病(湿気)のせいで関節痛に悩まされていましたが、土用を逆手にとって体重を5キロ落とせたぐっさんです。
鍼灸師のホームページなどでお天気病(湿気)を鍼灸だけで改善しますとうったって宣伝しているところは多いが、私見として、鍼灸単体だけでお天気病(湿気)を対応できないとは言えないが、漢方をメイン治療として、鍼灸をサブ治療として行った方が早く結果が出るのではないかと思います。
昔の古典(傷寒雑病論)には、湿気の種類は2つあって、寒湿と風湿に分けられて、風湿に限っていうなれば5つに分類されます。例外的に湿気のところで、記載されてはいないが、五臓風寒積聚病に冷湿とい記載があるので、分類的には8種類になります。
今回は、鑑別の仕方は話の内容が膨大になりすぎてしまいますので、湿気の治療はどうやってすすめて行くものなのかを少し書いていきたいと思います。
湿気とは、どんなものかというと、天候の変化によって症状が出る方、朝とか夕方などに症状が悪化する方などを訴える人が多い。
実例ですと、頭痛、腰痛、関節痛、痛風、リウマチ、咳、喘息、鬱などの症状を訴える方は多いです。
湿気とは、そもそも他の病気と違って、一気に症状を動かしてしまうと、風という性質のものは取れるが、逆に湿だけが残ってしまうと古典に記載があります。
湿気を除くためには、少しづつ汗をかかせて、風と湿をゆっくり動かしていく必要がある、一般的に湿気は年単位が必要と言われているので、鍼灸単体で治療するよりは、漢方を併用して治療した方が早く結果が出るのではないかと思います。
他に自分でできる湿気の治療は、ぬるいお風呂でしっとり汗をかくまで半身浴をすることが非常におすすめです。
湿気の治療の考え方の参考になったら幸いです。