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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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風邪の後の咳と皮膚の痒みの症例

こんにちは、ぐっさんです。

今日は風邪の後の咳と皮膚の痒みの症例を書きたいと思います。

患者さんの年齢は、30代男性で現在当院にアトピー性皮膚炎で通われいる方です。

11月15日の昼ぐらいに患者さんから連絡があり、うちの治療院で漢方を指示通り服用した結果、風邪の症状は良くなって現在、黄耆建中湯を服用していたが、だんだんと咳と皮膚の痒みが出てきたので対応して欲しいと連絡があった。

特に痒みが強いので、対応して欲しいとのことでした。

痒みや咳は非常に難しいジャンルであることを伝えて整理して考えることにした。

症状が出たきっかけは、風邪の後に症状が出ているということ、症状が悪化する条件として夜は特に痒みが強いが寝れないまでの症状はない。冷えて症状が出ているという感じではない。

これらのことを理解したうえで、考えた結果、傷寒論の陰陽易差後労復病を参考に竹葉石膏湯を3日服用するよう指導して来院をするよう促した。

漢方の条文は、傷寒解後虚蠃少気逆欲吐者竹葉石膏湯主之になります。

石膏が入った処方は、結構体が冷えてしまって失敗するケースがあるの非常に注意が必要になります。

3日後来院されて、すごく良く効果があったと言われて一安心しました。

東洋医学の考え方が参考になったら幸いです。