新病と旧病の区別の仕方
こんにちは、ぐっさんです。今日は、新病と旧病の治療の考え方について書いていきたいと思います。
患者さんを見るときは、新病か旧病かをしっかり見極める必要があります。
わかりやすい例で説明させてもらうと長年、生理痛で悩んでいる方が、生理の治療で一時的に症状が寛解したとしても、根本的改善を行っていないと、また同じ様に症状が悪化していく。一般的なイメージだと、生理痛や生理時に体調不良があるものだと思っている方は、多いかもしれませんが、本来は、体調不良が起こらないものです。
新病とは、一般的に急性病と言われるもので、急性病に発熱する方としない方があります。もし、発熱を伴う場合は傷寒論(急性病に書かれた書物)を参考にします。
旧病には、新病が良くなったタイミングで、身体の状態が軽くなったりする様に見えても、日数が経って治らないものもあります。或いは、病が治った様に見えたとしても、一定の時期が経過すると必ず発症するケースや、又は過労などが加わると忽ち症状がでる場合がある、いずれの場合も慢性病と言われています。
生理を新病と例えるなら、普段の体調不良は旧病になります。新病は病根が浅いため血気が空になっていないため、治療しやすいが、旧病は病根そのものが深く血気が空になっているため、身体の変化に時間がかかる
それを踏まえた上で、治療臨まれる方が望ましい。