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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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病院に行っても改善しなかった婦人科の症例!

こんにちは、ぐっさんです。今日は、どこの病院に行っても改善しなかった方の症例を書きたいと思います。

患者の年齢は、30代後半の女性で、若い頃は海外旅行などのバックパッカーをされていて、現在は、自分の身体と向き合うためにセラピストになられた方です。

中学生の頃から、段々と体調不良があり、精神科や婦人科、漢方専門のクリニックに通ったが一向に体が良くならず、精神科に至っては、薬が増える一方で良くなる気配がみえなかったそうです。

体格は、身長が150センチの体重が65キロで少しふくよかな方で、体質としては、冷え性で、アレルギー体質があり、乗り物酔いしやすい。

性格的には、神経質で、イライラしやすく、気が沈みやすく、不安感などもみられる。

顔色は、血色が悪く、艶がない。

疲れが酷く、朝は中々起きることができず、動くことができない。

睡眠は、寝つきが悪く、よく夢を見て熟睡することができず、一日中眠い。

頭痛は一日中で側頭部と前頭部にあり、頭に何かが、かぶさっている感じがする。

耳鳴りや鼻詰まりの症状

口の渇きがあり

咳(喘息の症状があって、特に朝起きた時に、ゼーゼー)痰は少量あり。

こり(肩・背・首筋)痛(胸・背)胸痛・胸苦しい・脇がつかえる。

食後に眠たく、胸焼けや、下腹部が張る。

生理不調があり、現在、生理が3ヵ月ほど止まっているとのことです。

この問診から、まず考えたのが、傷寒雑病論の婦人雑病の帯下による問題だと考えて、温経湯を服用させたところ、1週間ほどで、体が動けるようになってきているとのことでした。

婦人科疾患のケースの場合、食養生も並行して行わないと、漢方の本来の効果が中々得られないので、当院が推奨している、有機大麦若葉の非加熱のものを1日4本服用するよう指導した。

最初は、青汁が本当に効果があるのかという感じであったが、漢方と併用することで、非常に体が軽くなっていると患者本人が実感している。

今回のケースで何故、温経湯を選んだのかというとそれは、温経湯の前の条文の8条が非常に参考になります。咳の症状や脇腹が締め付けられる症状、生理不順があること、耳鳴りや頭に何かかぶさった症状があり、下腹部の張や、冷えがあること、特に忘れてはいけないことが、イライラ、気が沈みやすく、不安感などから、帯下による問題であると考えた。

詳しくは、写真を添付するので、興味がある方は、漢方の条文を確認してもらいたい。

何故当院が有機青汁をすすめるのか、それは、現代人は基本的に食源病(添加物によって)で身体の不調を訴える方が非常に多い。如何に腸内環境を綺麗にして、漢方の効果を高めてあげることが非常に重要だと考えます。

実際に、当院の青汁を飲んでいる方と飲んでいない方では、漢方の効き方に明らかな差があるように感じます。

治療の考え方の参考になったら幸いです。