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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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切迫早産の症例

こんにちは、ぐっさんです。

今日は、切迫早産の患者の症例を書きたいと思います。

患者の年齢、30代女性で、妊娠前から当院に体質改善に通われている方で、基本的な体質は、妊娠前から生理不順や、生理中に体調が悪くなるなど、つまるところの血虚です。

今回の症状は、妊娠8ヶ月目ぐらいの時に、病院の検診の時に切迫早産の危険性があると伝えられ、精神的にショックは大きかったとの事でした。

普段の仕事は、体力的な事と、精神的プレッシャーがある職場で、中々、身体が休まることがなかったそうです。

古典の漢方の場合、切迫早産のケースの場合、使えるであろう漢方〔附子湯(少陰病、婦人妊娠病)、真武湯(太陽病中、少陰病)白朮附子湯(太陽病下、けいしゅうえつ病)芎歸膠艾湯(婦人妊娠病)が考えられます。

今回のケースは今すぐ早産とい可能性は極めて低いのではないかと考えた。(お腹のはり、腹痛などの所見が見当たらなかった)

おそらくは、古典の胞阻(子宮が伸びていかいない病)だと考えて、芎歸膠艾湯を服用してもらったところ、服用2週間後には、安静度Ⅲ→安静度Ⅱなったそうです。

1ヶ月後の検診では、順調に赤ちゃんが育っており、切迫早産の危険性はないが、西洋薬の薬は引き続き出ているとのことです。

東洋医学の考え方が参考になったら幸いです。