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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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イライラ感と不安感で西洋薬を服用されている方の症例

こんにちは、ぐっさんです。

イライラ感と不安感があり、セルトラリン50mgを現在服用されている方の症例を書きたいと思います。

患者の年齢は40代男性で、現在、飲食店を経営されています。

数年前からイライラ感や不安感などに悩まされていたそうです。

特に今年は、春から体調が悪く、ドラックストアで、たまたま買った柴胡加竜骨牡蛎湯がよく効いたので、そこから、心療内科で漢方と西洋薬を一緒に処方してもらったが、精神的不安やイライラ感が中々改善しないと当院に来院されました。

当院に来られる前に、夜ご飯を食べてから、頭痛と吐き気が頻繁にあったことから、耳鼻科と漢方薬を専門にしているところに、通ったが、その症状もまったく改善しなかったとの事でした。

患者さんの普段の生活を伺ったところ、朝の11時〜夜中の1時30分くらいまで、ぶっ通しで働いていらっしゃいました。

その他の症状として、唾がよくたまる、よだれが出る、それに食後眠くなるなどがあったため、脾胃の働きが弱いのではないかと考えた。

来院された時期が、ちょうど土用真っ只中だったため、少し抵抗がありましたが、この症状が出たきっかけが、問診などで、虚労ということがわかりましたので、疲労に対する漢方をオススメして、様子を見ることにしました。

3日後患者さんから電話があり、この漢方、すごく良く効いているのですが、今日の朝から、この漢方を服用したら、体が少しだるいんですとのことだったので、土用の影響があるなと考えて、すぐに水分代謝促すものに変更して5日後に来院してもらいました。この漢方を服用して、精神的にも肉体的にも、すごく楽だとおっしゃったので、しばらくこの漢方で様子を見ることにした。

1週間後来院されて、様子を伺ったところ、先週来院してから、2日間は体調が良かったが、その後にだるさが出てきているとのことでした。

ちょうどこの時に土用は開けていましたが、陽気が乏しくなって症状が悪化していると考えて、少陰病を参考に漢方をオススメしたところ今は、すごく体調がいいとのことでした。

根本はあくまでも、虚労によるものなので、また症状は変化すると思いますが、漢方には、病の流れを考えて、治療を組み立てていかないと病は治らないということが理解していただけると幸いです。