よくわかる!症例解説

婦人科疾患が影響して肩凝りになっている症例

2021年5月23日

こんにちは、ぐっさんです。

今日は、遠方で直接来院できない方のオンライン効果のでた漢方症例を書きたいと思います。

患者の年齢は40代女性で、現在、成人されているお子さんが2人いらっしゃいます。

既往歴として、子宮摘出経験(子宮内膜症、子宮筋腫悪化)があり、その後甲状腺機能亢進症の治療の影響により甲状腺機能低下症になった経緯がある。

今回、相談を受けるきっかけとして、フェイスブックで同様の症例をみて、私も良くなるんじゃないかと、相談を受けた。

今回の主訴は右首筋の痛み

もともと、子供を出産する以前から、生理による体調不良はあったが、子供を出産後から段々と体調が悪くなって来て、子宮の全摘からの、甲状腺による問題も起っていることから、まずは婦人科から影響を考えるのが先であると思った。

通常であれば、産後から症状が悪化していることから、婦人産後病を参考にすべきですが、体にアザなどもできやすいことから、婦人雑病の温経湯が第一選択になるのではないかと考えた。

患者さん自身の主張として、頸部の痛みの出たきっかけは、7年前の交通事故から症状が悪化しているとの事だったとの事です。

患者さんの言葉だけを捉えて考えれば、血痺虚労病の事を考えればいいのですが、あくまでも、東洋医学は患者さんの全体像をしっかり把握しないと、間違った方向に進んでいきます。

ベースが弱いと漢方が効きにくにのでベースを上げるために、冬虫夏草や、霊芝、フコイダンが入ったサプリメントと温経湯を服用するよう指導し、1日目は温経湯の煎じ薬を3分1量で服用するように指導して問題なければ、全量服用するように伝えた。

3日後患者さんから連絡がありだいぶ症状がましなっているが、夜や朝が、非常に身体のだるさが出ているとの事だったので、そちらの天候はどうですかと伺ったところ、雨が降っていて、先日梅雨入りしたとの事です。

血虚がある方は基本的に湿にも影響を非常に受けやすい。本来の考え方だと、白朮附子湯の処方がいいのですが、厚生労働省の認可が降りていないので、薬自体が存在しない。

桂枝加朮附子湯の芍薬や桂皮が邪魔だと思いましたが、他に適当な処方がないため、頓服的にこの漢方を服用するよう指導した。

10日後連絡があり、非常に身体が楽になっているとの事でした。

子宮がないから婦人科疾患がないと思っている方も多いかもしれませんが、そんなに簡単に体質自身は変わるわけではありませんので、病がどうやってなったかなどを詳しく問診をして、病の経緯を知らないと患者さんの本質が見えてこないと思います。

帯下による問題ですので最低でも、4ヶ月の期間がかかってしまますので、しっかりサポートしていきたいと思います。

考え方の参考になったら幸いです。

※掲載許可済み