よくわかる!症例解説

疲労による、右母指の痛み

2021年1月25日

こんにちは、ぐっさんです。

今日は、年末にスマホを使い過ぎて、右母指のMP関節を痛めた方の症例を書きたいと思います。

患者の年齢は40代男性

普段は、黄耆建中湯を服用していると体調が良い方です。

年末にスマホを使い過ぎて1週間程、黄耆建中湯を服用したが中々良くならないと症状を訴えられた。

通常であれば、使い過ぎによって症状が出た場合は、金匱要略の血痺虚労病(けっぴきょろうびょう)の小建中湯や黄耆建中湯の建中湯類が効果をでるので、治療の考えとしては間違っていないのですが、病には表裏や虚実によって処方や治療法を変えていかないと良くならないケースが殆どです。

そこで、今回参考にしたのが、太陽病中74條になりますが、詳しい内容は、写真で添付しますので、参考にしてみてくださいね。

ここの文章のだと、小建中湯(虚)→小柴胡湯(実)になっています。

すごく簡単な訳だと、急にお腹が痛くなって(裏の問題があった)ので、小建中湯を服用させたが、よくならなかったために、小柴胡湯(表の問題)を使って良くなった。

ここの解釈をもとに、鍼灸では大陵、太白の補法、行間の輸瀉を行い、痛みがほぼ無くなったので、柴胡桂枝湯を3日ほど服用させてから、黄耆建中湯を4日ぐらい服用させたところ、痛みが無くなったとのことでした。

考え方の参考になったら幸いです。

患者からの症例の同意許可済み