よくわかる!症例解説

耳鳴りと筋肉痛の症例

2020年4月16日

こんにちは😃ぐっさんです。

耳鳴りと筋肉痛の症例を書きたいと思います。

患者の年齢は、20代女性です。

普段は温経湯を服用して体調がいい方です。

ここ2〜3日前から、横になると耳鳴りと耳の閉塞感があり、当院にくる1日前ぐらいから、筋肉の節々が痛いとの事です。

普段から大便がゆるいが何時も以上に便が緩くなったとの事です。

古典漢方の原則として、先表後裏の考え方ありますので、現在特に症状がきついのは、耳の症状なのか、筋肉痛の症状なのかと、伺ったところ、筋肉の痛みが特に痛いとの事です。

ちょうど、朝夕に症状きついとの事です。

少し吐き気があるが、食欲はありしっかり食べれている。

朝夕に症状がでることや、少し吐き気があるなら、傷寒論の75条の使って小柴胡湯でもいいが

傷寒中風有柴胡證但見一證便是不必悉具

簡単に訳すと柴胡の症状が一つでも、みられれば、小柴胡湯を使っていいですよという内容。

どちらかというと筋肉痛の症状が主な訴えから小柴胡湯までも中に病が入っていないと考えて、太陽病下19条の柴胡桂枝湯を選択しました。

次の日に来院するように指導して、その日は帰ってもらって様子をみる事にしました。

次の日に来院されて、先生、あの漢方を飲んでから耳鳴りと耳の閉塞感がないんですとの事で、関節の痛みどうなのと伺ったところ、少し残ってますがだいぶましとの事でしたので、少しの期間、服用してくれると伝えたところ、次の日に下痢がちょっと酷くなったと連絡がありましたので、柴胡で下痢したと考えて、温経湯に戻しました。

非常に勉強させられる症例でした。

因みに、耳鳴りや閉塞感の方が強いとなっていれば、附子剤から選択肢していたのではないかと思います。

横になった時に、症状が悪化するときは、基本的に陽気が少なくなっている事を意味します。

附子剤は陽気は補いますが血には作用しませんので、お忘れなく

考え方の参考になったら幸いです。