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奈良県橿原市にある鍼灸院・接骨院

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コロナ養生中の味覚障害と嗅覚障害の症例

こんにちは、ぐっさんです。

今日は味覚障害と嗅覚障害の症例を傷寒雑病論を参考に症例を記載していきたいと思います。

患者の年齢は、30代後半の女性で、現在、子宮筋腫や子宮内膜症の治療でピルを服用されており、6ヶ月は生理は来ていません。

身長は153㎝体重は42kg

コロナが発症した時期は、4月1日に風邪っぽい症状と37.6度ほどの発熱があったため、病院に受診したところ、コロナに罹患しているとなって自宅待機していた。

熱自体は、すぐに下がったが、4月4日ぐらいから段々と、味覚障害と嗅覚障害が出てきたということで、ネットでなんとならないかと4月8日に相談を受けた。

元々、子宮筋腫や子宮内膜症の症状はあることから、金匱要略の婦人産後病や婦人雑病も参考にしないといけないが、相談を受けた時点では、熱がなく、症状としては、電話などをしていると咳が込み上げてくる症状と痰が絡んでいるとのことでした。

相談を受けた時点では、ピルを飲んでいることは、わかっていましたので、婦人科のことは一旦忘れて、金匱要略の血痺虚労病の小建中湯の条文を参考に漢方を服用する指導して、漢方を郵送しました。

もしこれで、痰や咳が残る場合はもしかしたら、水気病のことも頭に残していく必要があるなと思いを巡らせました。

4月11日患者様から電話があり、漢方を煎じていると、いい匂いというのがわかったと連絡をいただき、2日目には漢方がうっすら美味しく感じるとのことでした。

今回のケースは小建中湯の無味を参考にしましたが、基本的に苦い症状も基本的に味がしないということの同じ意味になりますので、臨床する上では、重要になってきますので、考え方の参考になったら幸いです。